今年は巳年(みどし=へびどし)でしたので、今年最後の日に少しだけヘビに関する話をしたいと思います。
干支は、神話や昔話とも関係があり、神様が元日に動物たちに競争をさせ、その順番で干支が決まったという昔話を、NHK教育テレビだかで子供の頃に見た覚えがあります。
ヘビの神話と聞いて日本人が1番に思い浮かぶものは、八岐の大蛇(ヤマタノオロチ)ではないでしょうか?
ヤマタノオロチは日本神話に出てくる伝説的な生き物で、姿は名前の通り、首が8つあるヘビだそうです。
神話では、三貴子という日本を代表する3柱の神の1柱であるスサノオノミコトに倒されたとされています。
日本三種の神器の1つである天叢雲剣(あまのむらぐものつるぎ、別名:草薙の剣)は、このヤマタノオロチの体内から出てきたものです。
このような多頭のヘビに関する神話は、海外でも西洋のヒュドラやインドのナーガなど、かなりの例があるそうです。
しかし、なぜ多頭のヘビに関する神話が世界中で伝承されているのでしょうか?
それは、多頭(主に双頭)のヘビが実在するからに他なりません。
実際に、多頭のヘビについてインターネットで調べると、かなりの報告例があることが分かります。
というよりも、人間でも結合双生児という体が結合した双子が、約5万人から20万人に1人の確率で生まれるとされています。
結合の仕方も、体の一部分だけが結合し、手と足は双方に2本ずつあって分離が可能な場合もあれば、頭が2つで体が1つのようなパターンもあるそうで、ヘビの結合(多頭のヘビ)も原理は同じはずです。
現在は医学の発展により出産前に結合の状態が判明するため、分離が不可能なレベルの結合の場合、出産前に中絶されることが現実だそうです。
その他にも、指が6本以上ある多指症は1000人に1人という、それなりの確率で生まれるとされ、一部の犬種などにもよく見られます。
ヘビの話からだいぶズレてしまいましたが、自分自身が普通に生まれて普通に育っているということに対し、もう少し感謝したほうがいいと説教じみた話をして、今年最後の記事にしたいと思います。
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