ネコ科動物全41種を画像付きで紹介!

哺乳類
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今まで、ヤマネコの一覧大きいネコ科動物TOP10小さいネコ科動物TOP10などのネコ科動物を紹介する記事を作ってきましたが、どうせならネコ科動物を全種紹介したほうが分かりやすいと思い、ネコ科動物を画像付きで全種紹介する記事を作りました。
また、ヤマネコを紹介した記事が元々2014年に作ったもので分類が古かったため、最新の分類(参照:CN_Special_Issue_11_Revised_taxonomy_of_the_Felidae.pdf)に合わせて修正しています。

ヒョウ亜科

ライオン

【学名】
Panthera leo
【分類】
ヒョウ属
【体重】
120~230kg
【生息域】
アフリカ大陸、インド

多種多様な動物が集まるアフリカ大陸最大のネコ科動物で、百獣の王と称されています。
インドにいる個体群は、アフリカの種よりも少し小さくなります。

ジャガー

【学名】
Panthera onca
【分類】
ヒョウ属
【体重】
50~100kg
【生息域】
中央アメリカ、南アメリカ大陸

アメリカ大陸最大のネコ科動物。
決して車ではありません。(;^_^A

ヒョウ

【学名】
Panthera pardus
【分類】
ヒョウ属
【体重】
17~90kg
【生息域】
アフリカ大陸、アジア

木の上で生活する大型のネコ科動物。
毛の模様が日本のギャルなどに何故か好まれています。Σ(゚Д゚)

トラ

【学名】
Panthera tigris
【分類】
ヒョウ属
【体重】
90~260kg
【生息域】
アジア

ネコ科動物の最大種。
大阪の人は大抵好きなようです。(;^_^A

ユキヒョウ

【学名】
Panthera uncia
【分類】
ヒョウ属
【体重】
25~55kg
【生息域】
ヒマラヤ山脈付近

名前の通り雪深い山間部に生息し、ガッチリとした体格をしています。

スンダランドウンピョウ


photo credit:Bornean Clouded Leopard by Paulo Philippidis 80x15by

【学名】
Neofelis diardi
【分類】
ウンピョウ属
【体重】
12~26kg
【生息域】
スマトラ島、ボルネオ島

スマトラ島やボルネオ島に生息するウンピョウの近縁種。
ちなみにスンダランドとは、氷河期(最終氷期)にあった現在の東南アジア全体を含む範囲の巨大な半島です。

ウンピョウ

【学名】
Neofelis nebulosa
【分類】
ウンピョウ属
【体重】
16~23kg
【生息域】
中国南部、東南アジア

ユーラシア大陸に生息するウンピョウ。
深い森に生息する夜行性のネコ科動物なため、人間と接触する機会は多くない。

※近年になってスンダランドウンピョウと分離されたため、画像がスンダランドウンピョウである可能性もあります。

ネコ亜科:カラカル系統

アフリカゴールデンキャット


画像引用:African Golden Cat – Cat Clinic

【学名】
Caracal aurata
【分類】
カラカラ属
【体重】
8~16kg
【生息域】
アフリカ大陸中央

アフリカの熱帯雨林に生息するネコ科動物。

カラカル


photo credit:Caracal by Gopal Vijayaraghavan 80x15by

【学名】
Caracal caracal
【分類】
カラカル属
【体重】
8~19kg
【生息域】
西アジア、アフリカ大陸

カラカルは日本だったらかなり大きいネコ科動物と認識されるはずですが、大型動物が多数生息するアフリカでは小型のネコ科動物と認識されているようです。Σ(゚Д゚)
近年人気となった同じ生息域で同じ程度の大きさの『サーバル』に嫉妬しているとかいないとか・・・

サーバル


photo credit:Serval by VSmithUK

【学名】
Leptailurus serval
【分類】
サーバル属
【体重】
9~18kg
【生息域】
アフリカ大陸の中部から南部

とてもスマートなネコ科動物で、ジャンプが得意。
なぜか日本で人気がある。(;^_^A

ネコ亜科:オセロット系統

コロコロ


photo credit:Leopardus pajeros 20101006 by ZooPro

【学名】
Leopardus colocolo
【分類】
オセロット属
【体重】
3~7kg
【生息域】
南米大陸西部

あまり生態の分かっていないネコ科動物ですが、別名ではパンパスキャットやパジェロと呼ばれ、三菱自動車のオフロード車『パジェロ』の車名にもなっています。

ジョフロイネコ


photo credit:Geoffroy’s cat looking up. by Tambako the Jaguar

【学名】
Leopardus geoffroyi
【分類】
オセロット属
【体重】
2~4kg
【生息域】
南米大陸西部

日本では馴染みがないですが、南米では最も多く生息するネコ科動物。

コドコド


photo credit:Leopardus guigna by Mauro Tammone

【学名】
Leopardus guigna
【分類】
オセロット属
【体重】
2~3kg
【生息域】
南米大陸南西部

南米に生息する小型の猫。

サザンタイガーキャット


photo credit:Gato-do-mato-pequeno by Anderson Nasc【Clipping】

【学名】
Leopardus guttulus
【分類】
オセロット属
【体重】
1.9~2.4kg
【生息域】
南米大陸中東部

近年までジャガーネコの亜種と考えられていた小型のネコ科動物。

アンデスネコ


photo credit:Andean cat 1 Jim Sanderson by Jim Sanderson

【学名】
Leopardus jacobita
【分類】
オセロット属
【体重】
3.5~4kg
【生息域】
アンデス山脈

高地に生息するネコ科動物で、あまり生態は知られていません。

オセロット


photo credit:Ocelot by Eric Kilby

【学名】
Leopardus pardalis
【分類】
オセロット属
【体重】
9~16kg
【生息域】
中南米

ヒョウ柄をした中型のネコ科動物。

ジャガーネコ


photo credit:Attentive oncilla by Tambako the Jaguar

【学名】
Leopardus tigrinus
【分類】
オセロット属
【体重】
1.5~3kg
【生息域】
南米

南米に生息する世界最小クラスのネコ科動物で、乱獲により絶滅に瀕しているようです。

※近年になってサザンタイガーキャットと分離されたため、画像がサザンタイガーキャットである可能性もあります。

マーゲイ


photo credit:Margay (Leopardus wiedii) by brian.gratwicke

【学名】
Leopardus wiedii
【分類】
オセロット属
【体重】
3~9kg
【生息域】
中南米

熱帯雨林で樹上生活をするネコ科動物。

ネコ亜科:ボルネオヤマネコ系統

ボルネオヤマネコ


photo credit:Bay cat 1 Jim Sanderson by Jim Sanderson 80x15

【学名】
Catopuma badia
【分類】
アジアゴールデンキャット属
【体重】
2~4kg
【生息域】
ボルネオ島

ほとんど生態の分かっていないボルネオ島のネコ科動物。

アジアゴールデンキャット


photo credit:Asian Golden cat by kaeryn

【学名】
Catopuma temminckii
【分類】
アジアゴールデンキャット属
【体重】
12~16kg
【生息域】
中国南部~東南アジア

しっかりとした体格をしたアジアの中型ネコ科動物。
野生種の生態は不明な部分が多いようです。

マーブルキャット


photo credit:Marbled cat borneo by Johan Embréus 80x15

【学名】
Pardofelis marmorata
【分類】
マーブルキャット属
【体重】
2~5kg
【生息域】
東南アジア

密林に棲息しているため目撃例もほとんどなく、生態に謎な部分が多いネコ科動物。
当初はヒョウ亜科に属していると思われていました。

ネコ亜科:オオヤマネコ系統

カナダオオヤマネコ


photo credit:Toronto Zoo (Scarborough – Rouge) by JasonParis

【学名】
Lynx canadensis
【分類】
オオヤマネコ属
【体重】
7~17kg
【生息域】
カナダ

カナダに住む立派な体格をした中型のネコ科動物。
他の種も含めオオヤマネコには耳先に黒く長い毛が生えます。

ヨーロッパオオヤマネコ


photo credit:eurasian lynx by magnus.johansson10

【学名】
Lynx lynx
【分類】
オオヤマネコ属
【体重】
18~30kg
【生息域】
ユーラシア大陸北部

ヨーロッパオオヤマネコという名前ですが、ヨーロッパでの生息数はかなり少なくなっており、現在はほとんどロシアのシベリアに生息しています。(そのためシベリアオオヤマネコとも呼ばれます)

スペインオオヤマネコ


photo credit:13-12-2015,-La-Cañada-Real-15,-Lince-Ibérico-4-Web by Carmelo Pec

【学名】
Lynx pardinus
【分類】
オオヤマネコ属
【体重】
5~15kg
【生息域】
スペイン、ポルトガル

オスライオンのようなたてがみがある中型のネコ科動物。

ボブキャット


photo credit:Bobcat snow by ForestWander.com

【学名】
Lynx rufus
【分類】
オオヤマネコ属
【体重】
6~15kg
【生息域】
北米

アメリカに住む中型のネコ科動物で、比較的生息数は多い。

ネコ亜科:ピューマ系統

ピューマ

【学名】
Puma concolor
【分類】
ピューマ属
【体重】
25~80kg
【生息域】
北アメリカ大陸西部から南アメリカ大陸

ネコ亜科の最大種。
映画『ピンク・パンサー』のオープニングアニメに出てくるネコ科動物は、このピューマがモデルとなっています。
フロリダの個体群は絶滅に瀕し、自然保護に対する話題としてよく取り上げられます。

チーター

【学名】
Acinonyx jubatus
【分類】
チーター属
【体重】
35~70kg
【生息域】
アフリカ大陸、イラン

速く走ることに特化して進化した結果、非常にスリムな体系となったネコ科動物。

ジャガランディ


photo credit:Jaguarundi (Puma yagouaroundi) by Fábio N. Manfredini

【学名】
Herpailurus yagouaroundi
【分類】
ジャガランディ属
【体重】
3.5~9kg
【生息域】
中南米

カワウソのような見た目をしたネコ科動物で、水辺に棲息してます。

ネコ亜科:ベンガルヤマネコ系統

ベンガルヤマネコ


photo credit:Leopard Cat by Mike Prince

【学名】
Prionailurus bengalensis
【分類】
ベンガルヤマネコ属
【体重】
3~7kg
【生息域】
東南アジアから東アジア

東南アジアから東アジアでは一般的なヤマネコ。
イリオモテヤマネコと呼ばれるネコ科動物もこの種に含まれます。

イリオモテヤマネコが2017年に“消滅”していたという事実
1年ほど前に『イリオモテヤマネコの嘘』と題して、イリオモテヤマネコに関する不都合な事実を記事にしましたが、その記事内ではイリオモテヤマネコを日本の固有種だと信じたい人に配慮して、あまり真実の追及ができていない部分がありました。ですので今回は

スンダベンガルヤマネコ


photo credit:Leopard Cat by Mike Prince【Clipping】

【学名】
Prionailurus javanensis
【分類】
ベンガルヤマネコ属
【体重】
0.6~3.8kg
【生息域】
ジャワ島、バリ島、ボルネオ島、スマトラ島、フィリピン諸島

近年までベンガルヤマネコと同一種とみなされていた希少な小型のネコ科動物。

マレーヤマネコ


photo credit:Flat-headed cat 1 Jim Sanderson by Jim Sanderson 80x15

【学名】
Prionailurus planiceps
【分類】
ベンガルヤマネコ属
【体重】
1.5~2.2kg
【生息域】
マレー半島、ボルネオ島、スマトラ島

世界最小クラスのネコ科動物で、ネコ科では珍しく食性は雑食です。

サビイロネコ


photo credit:Cute rusty spotted kitten by Tambako the Jaguar

【学名】
Prionailurus rubiginosus
【分類】
ベンガルヤマネコ属
【体重】
1~2kg
【生息域】
インド南部、スリランカ

世界最小クラスのネコ科動物で、人に懐きやすいことで知られています。

スナドリネコ


photo credit:Attentive fishing cat by Tambako the Jaguar

【学名】
Prionailurus viverrinus
【分類】
ベンガルヤマネコ属
【体重】
5.5~8.0kg
【生息域】
東南アジア

泳ぎが得意な猫として有名なネコ科動物。

マヌルネコ


photo credit:On the prowl by Daisyree Bakker

【学名】
Otocolobus manul
【分類】
マヌルネコ属
【体重】
2.5~5kg
【生息域】
中央アジア

毛が長く密集しているためとても太って見えるネコ科動物。
現在生息するネコ科動物の中で、最も古くから生き延びている種と言われています。

ネコ亜科:イエネコ系統

ハイイロネコ


photo credit:Chinese Mountain Cat (Felis Bieti) in XiNing Wild Zoo 2 by 西宁野生动物园

【学名】
Felis bieti
【分類】
ネコ属
【体重】
4.5~9kg
【生息域】
中国西部

ほとんど生態を知られていない小型のネコ科動物。

イエネコ

【学名】
Felis chaus
【分類】
ネコ属
【体重】
1.5~10kg
【生息域】
全世界

世界中で飼われている猫。
人の手が加わっているため、外見や大きさが多種多様になっている。

ジャングルキャット


photo credit:FelisChausMunsiari1 by L. Shyamal

【学名】
Felis chaus
【分類】
ネコ属
【体重】
5~16kg
【生息域】
東南アジアから西アジア

南アジアから西アジアで一般的な小型のネコ科動物。

リビアヤマネコ


photo credit:African wild cat by Leonemanuel

【学名】
Felis lybica
【分類】
ネコ属
【体重】
2.5~6kg
【生息域】
北アフリカから西アジア

イエネコの祖先と考えられているネコ科動物。

スナネコ


photo credit:Sand Cat Bath by MrGuilt

【学名】
Felis margarita
【分類】
ネコ属
【体重】
1.8〜3.6kg
【生息域】
サハラ砂漠からアラビア砂漠

世界最小クラスのネコ科動物で砂漠に適応しています。

クロアシネコ


photo credit:Black-Footed Cat by jonkriz

【学名】
Felis nigripes
【分類】
ネコ属
【体重】
1kg~3kg
【生息域】
アフリカ南部

世界最小クラスのネコで、特に足が黒いということはないようです。Σ(゚Д゚)

ヨーロッパヤマネコ


photo credit:Wild cat walking in the snow II by Tambako the Jaguar

【学名】
Felis silvestris
【分類】
ネコ属
【体重】
3~8kg
【生息域】
ヨーロッパ(都市化により生息域は分断されている)

体格の良いイエネコの近縁種。

おまけ

最後に非常に珍しい『マヌルネコ』の動画を紹介します。(^_^;)

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