可愛いor恐ろしい? 世界中の野生猫『ヤマネコ』の画像集

哺乳類
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世界中に生息するヤマネコの画像を集めました!
ヤマネコには子猫のように可愛い種からライオンのように恐ろしいものまで様々な種が存在しているようです。

そもそも『ヤマネコ』とは?

一般的にイエネコ以外のネコ科動物の中で小型な種類のことを言います。
特に山に住んでいるネコという意味ではなく、また野良猫化したイエネコもヤマネコには含みません。
ただし、どこまでのネコ科動物をヤマネコに含むかはハッキリとした取り決めはないようです。

当記事では、ネコ亜科動物のチーター、ピューマとヒョウ亜科を除いたネコ科動物を紹介します。
ヤマネコに含まなかったネコ科動物は、チーター、ピューマ、ウンピョウ、ライオン、トラ、ヒョウ、ジャガー、ユキヒョウ、そしてイエネコです。

マーブルキャット属

マーブルキャット


photo credit:Marbled cat borneo by Johan Embréus 80x15

【学名】
Pardofelis marmorata
【体重】
2~5kg
【生息域】
東南アジア

密林に棲息しているため目撃例もほとんどなく、生態に謎な部分が多いヤマネコ。
当初はヒョウ亜科に属していると思われていたが、最近ネコ亜科に属しているが分かってきた。

ボルネオヤマネコ


photo credit:Bay cat 1 Jim Sanderson by Jim Sanderson 80x15

【学名】
Pardofelis badia
【体重】
2~4kg
【生息域】
ボルネオ島

ほとんど生態の分かっていないボルネオ島ヤマネコ。

アジアゴールデンキャット


photo credit:Asian Golden cat by kaeryn

【学名】
Pardofelis temminckii
【体重】
12~16kg
【生息域】
中国南部~東南アジア

しっかりとした体格を持つアジアのヤマネコ。
野生種の生態は不明な部分が多い。

※アジアゴールデンキャット属とする場合もあり、その場合の学名は【Catopuma temminckii】。

カラカル属

カラカル


photo credit:Lying female caracal by Tambako the Jaguar

【学名】
Caracal caracal
【体重】
8~23kg
【生息域】
アフリカから南アジア

細っそりとした体型に尖った耳が特徴。

アフリカゴールデンキャット


画像引用:African Golden Cat – Cat Clinic

【学名】
Caracal aurata
【体重】
【生息域】

分類:アフリカゴールデンキャット属
生息域:アフリカ大陸中央
体重:8~16kg

アフリカの熱帯雨林に住むネコ科動物。

サーバル


photo credit:Serval by VSmithUK

【学名】
Caracal serval
【体重】
8.7から18kg
【生息域】
アフリカ大陸の中部から南部

とてもスマートなネコ科動物で、ジャンプが得意。

※サーバル属とする場合もあり、その場合の学名は【Leptailurus serval】。

オセロット属

オセロット


photo credit:Ocelot by Eric Kilby

【学名】
Leopardus pardalis
【体重】
9~16kg
【生息域】
中南米

ヒョウ柄をした中型のネコ科動物。

マーゲイ


photo credit:Margay (Leopardus wiedii) by brian.gratwicke

【学名】
Leopardus wiedii
【体重】
3~9kg
【生息域】
中南米

熱帯雨林で樹上生活をするネコ科動物。

ジョフロイネコ


photo credit:Geoffroy’s cat looking up. by Tambako the Jaguar

【学名】
Leopardus geoffroyi
【体重】
2~4kg
【生息域】
南米大陸西部

日本では馴染みがないが、南米では最も多く生息するネコ科動物として知られている。

コドコド


photo credit:Leopardus guigna by Mauro Tammone

【学名】
Leopardus guigna
【体重】
2~3kg
【生息域】
南米大陸南西部

南米に生息する小型の猫。

ジャガーネコ


photo credit:Attentive oncilla by Tambako the Jaguar

【学名】
Leopardus tigrinus
【体重】
1.5~3.0kg
【生息域】
南米

南米に住む世界最小クラスのネコ科動物で、乱獲により絶滅に瀕している。

アンデスネコ


photo credit:Andean cat 1 Jim Sanderson by Jim Sanderson

【学名】
Leopardus jacobita
【体重】
3.5~4kg
【生息域】
アンデス山脈

高地に住むヤマネコで、あまり生態は知られていない。

コロコロ


photo credit:Leopardus pajeros 20101006 by ZooPro

【学名】
Leopardus colocolo
【体重】
3~7kg
【生息域】
南米大陸西部

あまり生態の分かっていないヤマネコだが、別名ではパンパスキャットやパジェロと呼ばれ、三菱自動車のオフロード車『パジェロ』の車名にもなっている。

オオヤマネコ属

ヨーロッパオオヤマネコ


photo credit:eurasian lynx by magnus.johansson10

【学名】
Lynx lynx
【体重】
18~30kg
【生息域】
ユーラシア大陸北部

ここで紹介する中で最大のヤマネコ。
ヨーロッパオオヤマネコという名前だが、ヨーロッパでの生息数はかなり少なくなっており、現在はほとんどロシアのシベリアに生息している。(シベリアオオヤマネコとも呼ばれる)

スペインオオヤマネコ


photo credit:13-12-2015,-La-Cañada-Real-15,-Lince-Ibérico-4-Web by Carmelo Pec

【学名】
Lynx pardinus
【体重】
5~15kg
【生息域】
スペイン、ポルトガル

オスライオンのようなたてがみがあるヤマネコ。

カナダオオヤマネコ


photo credit:Toronto Zoo (Scarborough – Rouge) by JasonParis

【学名】
Lynx canadensis
【体重】
7~17kg
【生息域】
カナダ

カナダに住む立派な体格をした中型のネコ科動物。
他の種も含めオオヤマネコには耳先に黒く長い毛が生える。

ボブキャット


photo credit:Bobcat snow by ForestWander.com

【学名】
Lynx rufus
【体重】
6~15kg
【生息域】
北米

アメリカに住む中型のネコ科動物で、比較的生息数は多い。

ピューマ属

ジャガランディ


photo credit:Jaguarundi (Puma yagouaroundi) by Fábio N. Manfredini

【学名】
Puma yagouaroundi
【体重】
3.5~9kg
【生息域】
中南米

カワウソのような見た目をしたネコ科動物で、水辺に棲息している。

マヌルネコ属

マヌルネコ


photo credit:On the prowl by Daisyree Bakker

【学名】
Otocolobus manul
【体重】
2.5~5.0kg
【生息域】
中央アジア

毛が長く密集しているためとても太って見えるヤマネコ。
現在生息するネコ科動物の中で、最も古くから生き延びている種である。

ベンガルヤマネコ属

ベンガルヤマネコ


photo credit:Leopard Cat by Mike Prince

【学名】
Prionailurus bengalensis
【体重】
3~7kg
【生息域】
東南アジアから東アジア

東南アジアから東アジアで一般的なヤマネコ。

アムールヤマネコ


photo credit:Tsushima Cat 001 by Pontafon

【学名】
Prionailurus bengalensis euptilurus
【体重】
3~7kg
【生息域】
中国北東部から朝鮮半島(一部ロシアを含む)

ベンガルヤマネコの亜種。
画像はツシマヤマネコで、ツシマヤマネコはアムールヤマネコと同種であるとされている。

イリオモテヤマネコ


photo credit:Iriomote yamaneko-yon by Purplepumpkins

【学名】
Prionailurus bengalensis iriomotensis
【体重】
3.5~5kg
【生息域】
西表島

西表島にのみ棲息する日本の天然記念物とされるが、独立種とは認められていない。
※画像は剥製です。

イリオモテヤマネコが2017年に“消滅”していたという事実
1年ほど前に『イリオモテヤマネコの嘘』と題して、イリオモテヤマネコに関する不都合な事実を記事にしましたが、その記事内ではイリオモテヤマネコを日本の固有種だと信じたい人に配慮して、あまり真実の追及ができていない部分がありました。ですので今回は

マレーヤマネコ


photo credit:Flat-headed cat 1 Jim Sanderson by Jim Sanderson 80x15

【学名】
Prionailurus planiceps
【体重】
1.5~2.2kg
【生息域】
マレー半島、ボルネオ島、スマトラ島

世界最小クラスのネコ科動物で、ネコ科では珍しく食性は雑食。

写真:Jim Sanderson(CC BY-SA 3.0)

サビイロネコ


photo credit:Cute rusty spotted kitten by Tambako the Jaguar

【学名】
Prionailurus rubiginosus
【体重】
1~2kg
【生息域】
インド南部、スリランカ

世界最小クラスのネコ科動物で、人に懐きやすいことで知られる。

スナドリネコ


photo credit:Attentive fishing cat by Tambako the Jaguar

【学名】
Prionailurus viverrinus
【体重】
5.5~8.0kg
【生息域】
東南アジア

泳ぎが得意な猫としてとても有名なネコ科動物。

ネコ属

ヨーロッパヤマネコ


photo credit:Wild cat walking in the snow II by Tambako the Jaguar

【学名】
Felis silvestris
【体重】
3~8kg
【生息域】
ヨーロッパ(都市化により生息域は分断されている)

イエネコの近縁種で、体格がいい。

リビアヤマネコ


photo credit:African wild cat by Leonemanuel

【学名】
Felis lybica
【体重】
2.5~6kg
【生息域】
北アフリカから西アジア

イエネコの祖先と考えられているネコ科動物。

ハイイロネコ


photo credit:Chinese Mountain Cat (Felis Bieti) in XiNing Wild Zoo 2 by 西宁野生动物园

【学名】
Felis bieti
【体重】
4.5~9kg
【生息域】
中国西部

ほとんど生態を知られていないヤマネコ。

スナネコ


photo credit:Sand Cat Bath by MrGuilt

【学名】
Felis margarita
【体重】
1.8〜3.6kg
【生息域】
サハラ砂漠からアラビア砂漠

世界最小クラスのネコ科動物で砂漠に適応している。

クロアシネコ


photo credit:Black-Footed Cat by jonkriz

【学名】
Felis nigripes
【体重】
1kg~3kg
【生息域】
アフリカ南部

世界最小クラスのネコで、特に足が黒いということはない。

ジャングルキャット


photo credit:FelisChausMunsiari1 by L. Shyamal

【学名】
Felis chaus
【体重】
5~16kg
【生息域】
東南アジアから西アジア

南アジアから西アジアで一般的なヤマネコ。

おまけ

最後に可愛さと怖さが同居するペット化された『ボブキャット』の動画を紹介します。(^_^;)

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